どんな相手とでもコミュニケーションが取れるというのは、非常に大事なスキルです。
特にビジネスの上では、求められることも多いものです。
取引をする相手が、自分と気の合う人だとは限らないわけですし、
「好きな相手とならばコミュニケーションが取れるけど、苦手な人の場合は無理」なんていわれてしまうと・・
正直「使い物にならない!」ということになってしまいそうです。

実際に、最近の企業では新卒学生が転職希望者の「コミュニケーション能力」を重視したいと考えているところも多くなっています。
面接での受け答えで判断されることも多いようです。
コミュニケーション力の高さを見るために、わざと意地悪な質問をして反応を見る担当者もいるようです。
そんな意地悪な質問をされたときに「どんな答えを用意するのか」という点ももちろん大事なのですが、
「とっさの質問にでも、きちんと堂々と、自分の意見を言えるか」という点も大事です。

とはいうものの、ちょっと意地の悪い質問をされて、とっさに「ちょっと気の利いた答えを自信を持って言う」というのは、かなり難しいことですよね。
そのためには、やはり普段からコミュニケーション力を高めるための勉強をしておかなくてはいけません。

コミュニケーション力を身に付けたい!と思ったら、まずは自分の周囲で、
コミュニケーション力が高いと思う人を、そっと観察してみましょう。
この能力が高い人は、どんな人とでも、すっと自然な会話をすることができますし、
相手に不快な思いをさせることも少ないです。
周囲で人気があり、人望がある方であることも多いものです。
その方が、どういった話し方、そして聞き方をしているのかを観察し、気づいたところから取り入れてみましょう。

もし、「周囲に思い当たる方がいない」という場合には、次のことに注意して相手とコミュニケーションをとってみてください。
それは、「相手の話をちゃんと最後まで聞く」ということです。

なんだ、当たり前のことを、と思われるかもしれません。

でも、実際、相手の話の腰を折らず、最後までしっかりと聞いてから、自分の主張ができる人というのは珍しいのです。
相手の話をしっかりと聞くということは、相手から投げられた会話を、しっかりと受け止めるということです。
相手の意見を尊重し、その上で自分の意見も大事にすることは、コミュニケーションをとるうえで、非常に重要なこととなります。

さて、そんなコミュニケーション力ですが、
この能力の高さを、面接という限られた時間の中で相手に伝えるというのは、また難しい課題であったりします。
そのために、「コミュニケーション能力認定講座」というものも存在します。

他者とより良いコミュニケーションをとるための講座を受け、取得する資格で、基本的なことを学べます。
こうした資格を利用するのもよさそうですね。